〒420-0005

静岡市葵区北番町88-7

駐車場7台完備

TEL:054-271-8882

アクセス
JR静岡駅より約2.2km
国道362号線 安西西交差点からスグ
(駐車場7台完備)
バス
しずてつジャストライン 120番 井の宮線
静岡厚生病院前で下車し、徒歩3分

ワクチン予防接種

ワクチン

当院は、成人向けのインフルエンザ、肺炎球菌のワクチン接種による予防接種を行っています。

ワクチン接種とは、細菌やウイルスなどの病原体からつくったワクチン(抗原物質)を体内に注入することで免疫をつけるようにするものです。これにより、特定の病気に対して感染しにくい状態にするほか、万一その病気になったとしても重症化のリスクを減らすようにします。なお、そのほかワクチン接種をご希望の方は、別途ご相談ください。

インフルエンザワクチン

インフルエンザウイルスによる急性呼吸器感染症がインフルエンザです。同ウイルスに感染すると1~3日くらいの潜伏期間を経て発症し、38℃以上の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、寒気などの全身症状のほか、普通の風邪と同じように、喉の痛み、鼻水、せきなどの症状も現れます。なお小児の場合は、痙攣や中耳炎、まれに急性脳症の症状もみられます。また高齢者や基礎疾患をもつ方では肺炎を併発するなど、重症化することもあります。

このようなインフルエンザの予防に有効なのが流行前のワクチン接種です。同ワクチンは接種してから効果が出るまでに約2週間かかりますが、その後約5ヵ月間は効果が持続します。日本では、例年12月~翌3月頃にインフルエンザが流行しますので、毎年12月中旬頃までに接種するのが望ましいと思われます。

なお、毎年少しずつ性質を変えるインフルエンザウイルスは、異なるタイプが流行しますので、それに対抗するためにも、予防接種は毎年行うようにしてください。

肺炎球菌ワクチン

肺炎とは、細菌やウイルスなどの病原微生物が肺に感染して炎症を起こした状態です。呼吸器の防御機能が病原微生物を排除できなかった場合や、病気やストレスなどにより免疫力が落ちている時など、感染力が防御力を上回った際に、病原微生物が上気道から下気道、そして肺にまで入り込んで感染し、肺炎になってしまうのです。肺炎は高齢者の方や基礎疾患を持っている方などにかかりやすく、しかも一度発症してしまうと治りにくいという特徴もあります。

このような肺炎を予防するには肺炎球菌ワクチンの接種が有効です。肺炎球菌(大人の肺炎の20~40%は、この菌が原因)は、肺炎の原因菌で最も多いと言われているもので、この肺炎球菌ワクチンを接種することで、肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防するほか、重症化のリスクを減らすといった効果が期待できます。

また、インフルエンザワクチンの接種を併せて行うと、肺炎予防の強化にもつながります。そのため、肺炎予防には、肺炎球菌ワクチンとインフルエンザワクチンの併用接種が推奨されています。

※肺炎球菌ワクチンは接種後5年以内に再接種を行うと、注射部位の痛みが強く出るケースがありますので、再接種を希望される方は、5年以上の間隔を空けてください。

風疹の抗体検査

現在、国と静岡県それぞれの風疹対策事業を当院でも請け負っています。保健所から郵送されてきたクーポン券をお持ちの方は無料で検査を行えます。検査で抗体がないと判明した場合も無料でワクチンを接種できます。詳しくは当院までお問い合わせください。

帯状疱疹ワクチン

帯状疱疹は一度かかったことがある人ならばその辛さは身に染みるものがあります。神経痛が長年残ることもあるので、50歳以上の方は、接種を検討されるとよいとされています。ワクチンは1回接種で少なくとも5年間効果があります。帯状疱疹になる確率を0にはできませんが、発症率を下げることができ、なったとしても神経痛の程度も下げることができます。