アレルギー
食物、各種動物、ハウスダスト、ダニ、カビ、各種花粉にアレルギーがあるかは、採血検査でわかります。これらを全体的に調べる(よくあるアレルギーの原因物質39種を調べる)こともできますし、個別に気になるものだけを調べることもできますので、検査ご希望の場合はご来院ください。
花粉症、鼻炎
花粉症
花粉症は日本人の約40%の人がなる病気です。ここ静岡県ではスギの花粉量が全国平均もよりかなり多く、花粉症で悩む患者さんが多くいます。
<花粉症の症状>
花粉症の症状は鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、のどや耳のかゆみ、長引く咳などです。人によってどの症状が出るかやその症状の強さは異なります。これまで大丈夫だったけどある年から急に花粉症になるということもあります。
<花粉症の原因>
春の花粉症の原因はスギ・ヒノキ、秋の花粉症の原因はブタクサ・ヨモギ・イネ科植物などです。当院では、ご希望があれば、どの花粉にアレルギーを持っているかを採血検査にて調べることができます。
<花粉症の治療>
花粉症治療の2本柱は、お薬による治療と花粉を吸わないよう生活の工夫をすることです。お薬による治療では、症状や強さ、これまでの治療経過、患者さんのご希望などをふまえ、数あるお薬の中から最適と思われるものを選び処方します。2016年から花粉症の新薬が処方できるようになり、眠くならず効果もしっかりある薬が登場しています。1種類のお薬で無効な場合は、2種類、3種類と併用したり、点鼻薬、点眼薬も併用します。点鼻薬、点眼薬にもそれぞれに特徴がありますのでうまく使い分ける必要があります。静岡県では、2月中旬からスギ花粉が飛び始めますので、2月初旬からお薬を使うのが理想的ですが、症状が出てからであっても対処できます。
花粉症の治療では、花粉を吸わないようにする生活上の工夫も重要です。当院では、ご希望される患者さんに、日常生活の注意点をまとめたものをお渡ししています。
アレルギー性鼻炎
<アレルギー性鼻炎の症状と原因>
アレルギー性鼻炎の症状としては、鼻水、鼻づまり、のどや耳のかゆみ、長引く咳などです。花粉によるアレルギー性鼻炎を花粉症といいますが、花粉以外にハウスダスト、ダニ、カビ、動物などもアレルギー性鼻炎の原因になります。花粉症は春だけ、または秋だけと季節限定のことが多いですが、花粉以外のアレルギー性鼻炎では年中症状が続くこともよくあります。また年中症状があり、さらに季節変動があることもあります。例えば、ダニによる鼻炎は、年中症状がありますが、特に夏から秋にかけて症状が悪くなりやすいです。当院では、ご希望があれば、どの物質にアレルギーを持っているかを採血検査にて調べることができます。
<アレルギー性鼻炎の治療>
アレルギー性鼻炎の治療の2本柱は、花粉症の治療と同じく、お薬による治療と原因物質を吸わないよう生活の工夫をすることです。お薬による治療では、症状や強さ、これまでの治療経過、患者さんのご希望などをふまえ、数あるお薬の中から最適と思われるものを選び処方します。2016年からアレルギー性鼻炎の新薬が処方できるようになり、眠くならず効果もしっかりある薬が登場しています。1種類のお薬で無効な場合は、2種類、3種類と併用したり、点鼻薬も併用します。点鼻薬にもそれぞれに特徴がありますのでうまく使い分ける必要があります。
アレルギー性鼻炎の治療では、その原因物質を吸わないようにする生活上の工夫も重要です。当院では、ご希望される患者さんに、日常生活の注意点をまとめたものをお渡ししています。
ハチアレルギー
- ハチアレルギーは、時に重篤なアレルギー反応(アナフィラキシー)を起こすことがあります。アナフィラキシーを起こすと、呼吸が苦しい、意識を失うなどの症状が出て、時に命に関わることがあります。
- ハチアレルギーを起こす可能性が高いかどうかは採血検査で調べることができます。当院では、スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチそれぞれにアレルギーを持っているかどうかを採血検査で調べることができます。
- アレルギーを持っていることが判明した場合、アナフィラキシーを起こした時に自分自身で、治療薬を注射できる、エピペンというお薬を処方します。アナフィラキシーはハチに刺されて数分で重篤な症状が出現し、病院に到着するまでに命に関わることがあるので、即座に治療ができるよう自分で注射をします。その使い方や注意点もお伝えします。
じんましん
- じんましんの原因は、食物アレルギー、物理的接触、薬剤など様々なものがありますが、原因がはっきりしないことも多いです。じんましんのうち約7割は原因不明と言われています。
- 原因がいずれにしろ、治療としては、じんましん反応を抑えるお薬を内服します。補助的に塗り薬を使うこともあります。
湿疹、アレルギー性皮膚炎
- 湿疹の原因としては、アレルギー、乾燥、カビ、化学物質など様々です。このうちアレルギーが原因の湿疹をアレルギー性皮膚炎とも呼びます。
- 治療としては、原因がわかる場合は除去し、アレルギーを抑えるお薬を内服または外用します。
食物アレルギー
- 気になる食べ物がある場合、採血検査で、調べます。