健診で白血球が多い(または少ない)、血小板が多い(または少ない)、赤血球やヘモグロビンが多い(または少ない)と言われた方は血液内科での検査をお勧めします。当院では採血による精密検査を行っていますのでご来院ください。
貧血
貧血とは、ヘモグロビン(血液中に含まれているたんぱく質の一種、肺で取り込んだ酸素を全身の細胞に供給する役割を担う)が少なくなってしまい、全身に十分な酸素を供給できなくなってしまった状態を言います。このような状態になると、めまい、立ちくらみ、動悸、息切れ、疲れやすいといった症状がみられるようになります。
貧血が起きる原因というのはひとつではなく、様々なものがあります。具体的には、けがや病気のために血管が破れて出血し、血液が失われるために貧血を起きる出血性貧血をはじめ、ヘモグロビンをつくるための材料である鉄やビタミンなどの欠乏から起きる鉄欠乏性貧血、巨赤芽球性貧血といったものもあります。さらに赤血球の生成が追いつかないことで貧血を起こす溶血性貧血などもあり、この他にも、いくつかのタイプの貧血が知られています。
貧血が疑われる場合は、主に血液検査を行いますが、場合によっては原因を詳しく調べる必要が生じてきます。なお、貧血の治療はその原因を取り除くことが大切なので、原因によってそれぞれ異なってきます。
青あざができやすい
ぶつけた覚えがないのに体のいろいろなところに青あざ(皮下出血斑)ができることがあります。20歳から40歳台の女性と、高齢者に多い症状です。
原因としては次のようなものがあります。
- 血を固める成分(血小板、凝固因子)が少ない
- アレルギー
- 飲んでいる薬によるもの
- 体質
血液検査と尿検査を行い、原因に応じて対処します。