〒420-0005

静岡県静岡市葵区北番町97-1

駐車場9台完備

TEL:054-271-8882

アクセス
JR静岡駅より約2.2km
国道362号線 安西西交差点からスグ
(駐車場9台完備)
バス
しずてつジャストライン 120番 井の宮線
静岡厚生病院前で下車し、徒歩3分

診療内容

一般内科(風邪など)

かぜ

かぜ

かぜとは、空気の通り道(上気道)である、鼻や喉、気管の入り口などに様々な病原体が感染することで、それらの部分が炎症を起こしている状態を言います。主にくしゃみ、鼻水、鼻づまり、喉の痛み、咳、痰、頭痛、発熱などの症状がみられるほか、吐き気・嘔吐、下痢、腹痛などの消化器症状を伴うこともあります。多くの場合、1週間ほどで症状が改善していきます。

インフルエンザ

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することで発症する呼吸器感染症です。同ウイルスに感染すると1~3日ほどの潜伏期間を経た後に発症します。かぜに比べると症状は重く、38℃以上の高熱、悪寒、頭痛、関節痛、倦怠感などの全身症状現れ、さらに咳、痰、呼吸困難、腹痛、下痢などもみられます。このような症状が3~7日間続いた後、治癒に向かいます。ただ、気管支炎や肺炎を併発しやすく、場合によっては脳炎や心不全に罹るケースもあります。なお、症状や患者様の様子から、インフルエンザが疑われる場合は、15分ほどで結果がわかる検査キットによる診断を行います。

肺炎

細菌やウイルスなどの病原微生物が肺に感染して炎症を起こしている状態が肺炎です。本来であれば、このような病原菌に感染する前に人間の体にもともと備わっている様々な防御機能が働いて病原微生物を排除するのですが、何かの原因で体力や抵抗力が落ちていたり、病原微生物の感染力の方が上回っていたりすると肺炎になります。

主に高熱(38℃以上)、激しい咳や痰、呼吸困難になるほどの息苦しさ、胸痛などの症状がみられますが、このような状態が1週間以上続いているようなら肺炎が疑われます。肺炎は、高齢者や慢性の病気を持っている方などが罹りやすく、しかも治りにくいという特徴があります。

長引く咳

咳が1~2週間以上続く場合、単なる風邪による咳の他に、気管支炎や肺炎、特殊な菌(マイコプラズマや百日咳など)による感染症などを考える必要があります。
また3週間以上、咳が続く場合は、喘息、咳喘息、アトピー咳嗽(アレルギーによる咳)、鼻炎や蓄膿(副鼻腔炎)から後鼻漏(鼻水がのどにたれこむこと)が起こることで出る咳、逆流性食道炎による咳(胸やけやみぞおちの痛みを伴うことが多い)、がんや胸水による咳など様々な病気を念頭に置き、診療を行う必要があります。
咳が長引く場合や治療を受けているけれども咳が良くならない場合はご相談ください。

高血圧

高血圧

慢性的に血圧がある一定の範囲を超えて高く維持されている状態が高血圧です。外来時の測定で最高血圧が140mmHg以上、最低血圧が90mmHg以上の場合は、高血圧と診断されます。

常に血圧の高い状態が続くと、圧力によるダメージを血管壁が受け続けることになります。すると血管壁が厚くなったり、硬くなったりするなどして動脈硬化の原因になり、狭心症や心筋梗塞、脳卒中、腎臓病などの疾患を起こしやすくなるのです。

なお高血圧になる原因には、遺伝的要因をはじめ、食事の際の塩分の摂り過ぎ、嗜好品(タバコ・お酒など)の過剰摂取、運動不足のほか、精神的ストレスなどの環境要因が重なることで起きると考えられています。

コレステロールや中性脂肪が高い(脂質異常症)

コレステロールや中性脂肪(トリグリセライドなど)など、血液中の脂質の濃度が慢性的に高い状態を脂質異常症と言います。以前は、このような症状を高脂血症と呼んでいましたが、脂肪値が低すぎる状態も正常でないことが判明してからは、現在の疾患名となりました。

もともとコレステロールは体に必要なもので、細胞膜・ホルモン・胆汁酸をつくる材料でもあります。しかし、これが多すぎると動脈硬化を誘発するようになります。自覚症状がほぼ見られないので、血液検査や健康診断で指摘されて気づくことがほとんどです。それでも放置状態を続けると動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳卒中などを招くようになります。

脂質異常症が発症する原因としては、エネルギー過多の食生活や嗜好品(タバコ・お酒など)の過剰摂取、運動不足などの環境的要因が重なって引き起こされると考えられています。

尿酸が高い、痛風

尿酸が高い、痛風

尿酸が高い、いわゆる尿酸値が7.0mg/dLを超えると、痛風になる可能性が高まります。尿酸は水分に溶けにくい性質で、血液中では尿酸塩として存在しているのですが、この尿酸塩が多くなり過ぎた状態を高尿酸血症と言います。

尿酸塩は針状の結晶をした形をしており、これが多くなると体のあちこちに溜まるようになります。そして、その結晶が足の親指の付け根までいくと赤く腫れて激しい痛みを引き起こすようになるのですが、これが痛風と言われるものです。

この痛みはとても耐え難く、多くの患者様はこの症状が出たことで来院されますが、それでも放置した状態にしておくと腎臓障害などを引き起こすことがあります。

治療では尿酸値を下げることに専念します。まず尿酸の元となるプリン体(レバー類、干し椎茸、魚卵類、えび、かつお、いわし、アルコール飲料など)を多く含む食品の摂取を控えめにし、バランスの良い食事をとるようにします。このほかにも水分をしっかりとって尿量を増やし、尿と一緒に尿酸を排泄するようにします。なお尿酸値は、7.0mg/dL以下を目標にゆっくりと下げていき、数値が下がったら、それを維持できるように努めます。

喘息

喘息とは、アレルギーなど様々な要因が引き金となって気道(空気の通り道)に炎症が起き、それにより気管支が狭くなって空気の出し入れが困難になり、呼吸が苦しくなる病気です。大人になって初めて喘息になるかたも多くいます。

次のような方はご相談ください。

  • 咳や痰が長引く、息をすると「ヒューヒュー、ゼーゼー」と音がする、息苦しい、といった喘息を疑う症状がある方
  • 喘息の治療を受けていて治療を継続したい方や、治療を受けているけれどもすっきり良くならないので治療方法を相談したい方
  • 喘息の原因となるアレルギー物質の検査(採血検査)を受けたい方

喘息の治療で使用する主なお薬には以下の7種類があります。当院では、病状やこれまでの治療経過を踏まえ、これらのお薬を適切に組み合わせ、治療を行っています。

  • 吸入ステロイド;お薬を吸い込むことで、気道に直接お薬が届き、炎症を抑えます。飲み薬のステロイドと比較し副作用も少なく安全に使用できます。
  • 吸入気管支拡張薬;お薬を吸い込むことで、狭くなった気管支を広げ、呼吸をしやすくします。即効性はないがじんわり長く効くタイプのものと即効性はあるが短時間しか効果が続かないタイプのものがあり、使い分ける必要があります。
  • 吸入ステロイド・吸入気管支拡張薬の合剤;上記の(1)と(2)の成分が1つに合わさったお薬で、両方を同時に使うことで有効性が高まります。喘息の治療で最も大事なお薬の1つになります。このお薬を使って、喘息発作の予防と発作が出た時の速やかな対処を行うSMART(スマート)療法は、特に有用性が高く、当院でも実施しています。SMART(スマート)療法の説明動画
  • ロイコトリエン拮抗薬;喘息の原因となるアレルギー性の炎症を抑える飲み薬です。これだけでも効果が得られることがありますが、吸入薬に併用することで有効性がより高まります。花粉症などのアレルギー性鼻炎にも有効です。
  • テオフィリン製剤;気管支を広げる内服薬です。上記の(1)~(4)に加え、補助的に使います。
  • Th2サイトカイン阻害薬;喘息の原因となるサイトカイン(IL-4、IL-5)の産生を抑えるお薬です。花粉症などのアレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎にも有効です。上記の(1)~(4)に加え、補助的に使います。
  • ステロイド(内服);喘息の治療薬のなかで最も有効性が高いお薬です。しかし、長期間使用すると様々な副作用が出やすいお薬なので、必要なときに限り十分量をしっかり使い、短期間で少しずつ減らして終了するようにします。

咳喘息

喘息のように「ヒューヒューゼーゼー」といった音はしない、息苦しさもないかあっても軽度だが咳だけが長引く場合、咳喘息の可能性があります。咳喘息の治療も喘息に準じます。咳喘息を放置しておくと、喘息に移行していく可能性が高くなるため、咳が長引く場合は治療を受けることが勧められています。

花粉症、鼻炎

鼻炎は、ウイルス感染あるいは細菌感染で起きるもの(急性鼻炎、一般的には鼻かぜ)と、花粉やハウスダスト(ダニ・細菌・カビなど)が鼻や目の粘膜に触れることによって刺激されて起こる鼻炎、いわゆるアレルギー性鼻炎のタイプに分けられます。

アレルギー性鼻炎(花粉症を含む)は、花粉やハウスダストが鼻や目の粘膜に触れることによって刺激されて起こる鼻炎で、くしゃみ、鼻水、鼻づまり(以上が3大症状)、目のかゆみなど、風邪の初期症状と似た一連のアレルギー症状を呈します。その他にも、咳、皮膚のかゆみ、下痢、熱っぽい感じ、体や顔のほてり、イライラ感、ぐったりするなど、体のいろいろな部位に多様な症状が起こります。

なお、ハウスダストがアレルゲンのアレルギー性鼻炎は、1年中このような症状が見られることから通年性アレルギー性鼻炎、花粉の飛ぶ季節にのみアレルギー性鼻炎を発症する花粉症は季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれます。

なお花粉症のアレルゲンには、スギやヒノキの花粉がよく知られています。しかし、これら以外にもカモガヤ、ハンノキ、シラカンバ、ブタクサ、ヨモギ、ナガハギサ、カナムグラなど、アレルギーを引き起こす植物は、たくさんの種類があります。

慢性の頭痛(緊張性頭痛など)、片頭痛

慢性の頭痛(緊張性頭痛など)、片頭痛

頭痛は、大きく分けて頭痛自体が疾患である「一次性頭痛」(片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛 など)と、他の病気の症状としてみられる「二次性頭痛」(脳出血、くも膜下出血、脳腫瘍、髄膜炎、高血圧 など)に分類することができます。なお一次性頭痛のことを慢性頭痛、二次性頭痛は症候性頭痛とも呼ばれます。ちなみに頭痛で来院される患者様のおよそ9割は一次性頭痛で、心配する必要のない頭痛が多いです。

主な一次性頭痛(慢性頭痛)

片頭痛

脈を打つような「ズキンズキン」とした痛みが特徴で、これは脳の血管が急に拡張することによって生じるものと言われています。また吐き気が伴うこともあります。原因としては、精神的なストレスや疲労のほか、若い女性が比較的見受けられることから女性ホルモンも関係するのではないかとも考えられています。頭痛の頻度は、月に1、2度から数ヵ月に1度くらいで、痛みが出た場合は数時間~3日間程度続くと言われています。

緊張性頭痛

緊張性頭痛は、生活環境の変化やストレス、生活の乱れなどが原因で起きると言われ、重く締め付けられるような痛みが毎日あるいは週に2~3回ほど出現し、長時間続きます。

頭痛のメカニズムですが、先に挙げた原因などで肩や首の筋肉が凝り固まると、周辺の血管が過度に収縮し、神経が刺激されることで痛みが出るようになります。頭痛以外の症状としては肩こりも現れます。

痛みを解消するには、ストレスなどの原因を取り除き、さらに血管を拡張させる入浴やマッサージなどを入念に行います。

胃腸の不調

便秘

便秘

便秘は子供から成人、お年寄りまでどの年代の方でも悩みの多い問題です。便秘のお薬にもいろいろあり、症状やこれまでの病歴、おなかの診察所見から適切なお薬を選択することが必要です。最近は、便秘の新薬も次々に発売されており、これまでの下剤で満足できなかった方でも改善できる可能性があります。また、便秘の原因となる病気が隠れていないかの検査が必要になることもあります。

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群とは、大腸や消化管全体が慢性的に機能異常を起こしながらも、炎症や潰瘍などの器質的な病変が見られない状態を言います。

主に不安・緊張などのストレスが原因と言われますが、疲労、暴飲暴食、アルコールの過剰摂取、不規則な生活習慣などでも発症します。下痢や便秘、腹痛、下腹部の張りといった腹部症状がみられるほか、不安や抑うつなどの精神症状を伴うこともあります。

なお、過敏性腸症候群の症状は大きく分けて、4つのタイプ(便秘型、下痢型、混合型、分類不能型)に分類されます。症状が重くなると頻繁にトイレに駆け込みたくなり、外出を控えるなどQOL(生活の質)を低下させてしまうおそれもあります。

治療では、消化器症状を薬物療法で抑えるほか、ストレスを緩和するための生活習慣の改善などを行います。

逆流性食道炎

食道に胃液や胃内で消化途中の食物が逆流することで炎症を起こしてしまい、びらん(粘膜のただれ)や潰瘍を生じた状態を逆流性食道炎と言います。胸やけをはじめ、酸っぱい液体が口まで上がる、胸が締め付けられるような痛み、咳などの症状がみられます。

主な原因としては、胃から食道への逆流を防ぐ仕組みがうまく働かなくなっていることや、胃酸の分泌が増え過ぎるなどして、胃の内容物が食道に逆流して長く留まるといったことが考えられます。

胃潰瘍

胃粘膜のコーティングが何らかの原因で壊れ、胃液によって胃の粘膜が傷つけられ、えぐられたような状態になるのが胃潰瘍です。みぞおちの痛みを伴いますが、食中・食後に痛みがよく現れます。多くの場合は薬物療法で痛みなどは治りますが、胃カメラによる診断・治療が必要と判断される場合は他院へ紹介いたします。

胃腸炎

胃腸炎には、急に胃腸に炎症が起こることで、吐き気や下痢、腹痛などに突然見舞われる急性胃腸炎という病気があります。このような症状が起きる場合、多くはウイルス感染や細菌感染による感染性胃腸炎が疑われます。

感染性胃腸炎は、ウイルスや細菌などが感染して発症する胃腸炎です。主に下痢、嘔吐、悪心、腹痛、発熱などの症状を引き起こします。なおウイルスを原因とする感染性胃腸炎には特別な治療法はありません。そのため症状を軽減する対症療法が行われます。細菌が原因の場合は、抗菌薬が有効です。なお乳幼児や高齢者の方が発症した場合、下痢による脱水症状を起こすことがありますので、お早めにご受診ください。

このほか、急性胃腸炎にはストレスから腹痛、下痢、吐き気、胃けいれんなどの症状を起こす神経性胃炎、アレルギーが原因の下痢(アレルギー性腸炎)などもあります。

頻尿、膀胱炎

頻尿

排尿回数の多い状態を頻尿と言います。朝起きてから就寝までに8回以上トイレに行くような場合、トイレに頻繁に行くことで日常生活に支障をきたすという場合は頻尿が疑われます。

なお頻尿から考えられる症状としては、自分の意思とは関係なく勝手に膀胱が収縮してしまう過活動膀胱(OAB)をはじめ、男性であれば前立腺肥大症(前立腺が肥大して尿道を圧迫したりする)、女性であれば、尿道、膀胱、子宮などを支えている筋肉、いわゆる骨盤底筋の緩みが考えられ、過活動膀胱と併発した場合には頻尿や尿もれなどの症状が深刻化する場合もあります。トイレが近いと感じている方はお気軽にご相談ください。

また、眠っている状態でトイレに行きたくなって目が覚めて、睡眠が妨げられる、いわゆる夜間頻尿の症状で悩んでいるという方も一度ご受診ください。

膀胱炎

女性の患者様が圧倒的に多いのが特徴で、男性が発症することは稀です。年齢を問わず罹りますが、若い方に多く見受けられます。

膀胱炎は多くの場合、女性の外陰部にいる細菌が尿道から入って膀胱粘膜に付着・繁殖して起こります。ただ通常であれば細菌が侵入したとしても、膀胱の感染防御機構が働くので膀胱炎にはなることはありません。しかし、ストレス、疲労、体調不良(風邪を引いた後など)、冷え症、尿を我慢し過ぎた、1日の尿量が少ない、不潔な性行為などの要因が重なると膀胱炎を発症するようになるのです。

なお症状としては排尿痛、排尿時違和感、頻尿、残尿感、下腹部痛(違和感、鈍痛、張った感じなど)、血尿、混濁尿(白く濁っている)、尿臭が強い、などがあります。

貧血

貧血とは、ヘモグロビン(血液中に含まれているたんぱく質の一種、肺で取り込んだ酸素を全身の細胞に供給する役割を担う)が少なくなってしまい、全身に十分な酸素を供給できなくなってしまった状態を言います。このような状態になると、めまい、立ちくらみ、動悸、息切れ、疲れやすいといった症状がみられるようになります。

貧血が起きる原因というのはひとつではなく、様々なものがあります。具体的には、けがや病気のために血管が破れて出血し、血液が失われるために貧血を起きる出血性貧血をはじめ、ヘモグロビンをつくるための材料である鉄やビタミンなどの欠乏から起きる鉄欠乏性貧血、巨赤芽球性貧血といったものもあります。さらに赤血球の生成が追いつかないことで貧血を起こす溶血性貧血などもあり、この他にも、いくつかのタイプの貧血が知られています。

貧血が疑われる場合は、主に血液検査を行いますが、場合によっては原因を詳しく調べる必要が生じてきます。なお、貧血の治療はその原因を取り除くことが大切なので、原因によってそれぞれ異なってきます。

骨粗しょう症(女性の腰痛)

骨粗しょう症

主に加齢が原因で骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気を骨粗しょう症と言います。高年齢の女性患者が圧倒的に多いことでも知られ、なかでも多くの女性が閉経を迎えるとされる更年期世代(45~55歳)の方に多く発症しています。

女性は閉経を迎えると女性ホルモン(エストロゲン)が減少するのですが、このエストロゲンには骨の新陳代謝に際して骨吸収をゆるやかにし、骨からカルシウムが溶けだすのを抑制するという働きがあります。しかしこれが減少すると骨吸収のスピードが速まり、骨形成が追いつかなくなります。すると骨の中のカルシウムの量(骨量)が減少し、まるで鬆(す)が入ったように骨がスカスカになり、もろくなるのです。

骨量は、20~30歳頃の若い時期をピークに、加齢と共に減少していきます。この骨量、あるいは骨密度(単位体積あたりの骨量)が減少すると、背骨(椎体骨折)や手首(前腕骨遠位部骨折)、太もものつけ根(大腿骨近位部骨折)、肩(上腕骨近位部骨折)などを骨折しやすくなり、最悪な場合は寝たきりになることもあります。とくに女性は、50歳になる前に一度は骨粗しょう症の精密検査を受診されることをお勧めいたします。

骨粗しょう症では、骨量もしくは骨密度の低下はゆっくり進行するので、初期から自覚症状を感じることはありません。そのまま病状が進み、さらに骨密度が少なくなると、骨の変形や骨折が起きた際に激しい痛みが伴います。このような状態になると動作を始める際や起床時に背中や腰が痛むようになり、寝返りや仰向けで寝るのも困難になっていきます。やがて痛みは治まるようになりますが、背骨は変形していき、後方に湾曲して丸くなったり、背が低くなるといった症状も現れます。

なお、加齢以外でも無理なダイエットや運動不足などの不摂生な生活習慣、特定の病気(関節リウマチ、糖尿病、慢性腎臓病、動脈硬化など)や薬の副作用(ステロイド薬の長期服用など)で発症することもあります。

骨粗しょう症が疑われる場合、骨密度検査、骨代謝マーカーの検査などを行います。検査の結果、骨粗しょう症と診断されたら薬物療法による治療を行います。

禁煙治療

当院では、喫煙習慣を止める意思があるという方を対象に禁煙治療を行っています。治療については、問診などで患者様の喫煙歴などを把握したうえで、禁煙補助薬を処方します。その後、経過を観察しながら、生活指導を含め、アドバイスを適宜行います。

なお禁煙治療は、健康保険が適用されますが、治療を受けるには一定の要件があり、初回の診察で医師が確認(要件を満たさない場合でも「自由診療」で禁煙治療を受けることは可能)します。なお、健康保険で禁煙治療を受けられる方は以下の通りです。

  • ニコチン依存症を診断するテスト(TDS:Tobacco Dependence Screener)で5点以上
  • 35歳以上の方でブリンクマン指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上(例えば、25歳から1日15本喫煙している45歳の人なら、15(本)×20(年)=300であり、対象となります)
  • すぐに禁煙したいと考えていること
  • 医師から受けた禁煙治療の説明に同意し、説明内容に納得された時は、文書で同意(サイン等)すること

※過去に健康保険等で禁煙治療を受けたことのある方の場合、前回の治療の初回診察日から1年が経過しないうちは「自由診療」となります。

ちなみに禁煙をしたくても実践できないという方は、必ずしも意思が弱いからという理由だけではありません。ニコチンには強い依存性というのが元々あり、このようなニコチン依存症は治療が必要な病気なのです。禁煙外来では、医師のアドバイスと併せて禁煙補助薬を処方しますので、禁煙の成功率は大きく高まります。

がん治療サポート

当院では、がん患者さんを対象に次のような診療を行っています。

  • 抗がん剤治療や免疫療法中の諸症状の緩和(保険診療)
    がんによる痛みの緩和、抗がん剤や免疫療法中に出現する吐き気などの緩和、食欲低下時の補液(点滴)などを行います。また抗がん剤の種類によっては、血圧や血糖値の変化が起こり、血圧の薬や血糖値の薬の調整が必要になることもあります。各抗がん剤の特性に応じて調整します。
  • 抗がん剤治療や免疫療法に関する相談(セカンドオピニオン、自費診療)
    がんの治療中にはさまざまな悩みや不安が発生します。インターネットや書籍で調べようとしても、情報の質は玉石混交で悩みが逆に大きくなることもあります。当院ではこれまでのがん診療経験を活かして、アドバイスを行います。がんの免疫療法やプレシジョンメディスン(がん組織の遺伝子検査の結果に基づいた分子標的薬の選択)に関するアドバイスも可能です。

健康診断、ワクチン

健康診断

健康診断

健康診断は、診察および各種の検査を通じて健康状態を評価することで、健康の保持や、生活習慣病をはじめとする疾病の予防・早期発見に役立てることを目的とするものです。

当院は、平成20年度より、法律で決められた「特定健康診査(特定健診)」をはじめ、労働安全衛生法に基づく「雇入時の健診」や「定期健診」などの企業健診、また「自費健診」も適宜行っています。

雇用・就労時、入学時の健診、定期健診

症状がないかたも健康状態の把握や病気の予防・早期発見のため年に1回は健診を受けましょう。
雇用時・入社時の健診の場合、必要な健診項目・検査は提出先により異なりますので、提出先にご確認のうえご来院ください。書式は当院のもの、提出先指定のもの、いずれでも対応できます。

診察 ¥2,500(税込)
診察+尿検査 ¥2,800(税込)
診察+胸部レントゲン ¥3,800(税込)
診察+尿検査+胸部レントゲン ¥4,100(税込)
診察+尿検査+血液検査 ¥6,500(税込)
診察+尿検査+胸部レントゲン+心電図 ¥5,100(税込)
診察+尿検査+胸部レントゲン+血液検査 ¥7,800(税込)
診察+尿検査+胸部レントゲン+血液検査+心電図 ¥8,800(税込)

静岡市の健診

当院では静岡市の健診のうち、特定検査(特定健康診査)、大腸がん検診、前立腺がん検診、骨粗しょう症検診、B型・C型肝炎検診を実施しています。

特定健診
  • 内容は問診、診察、採血検査、心電図検査(希望者)です。
  • 静岡市国民健康保険に加入されている40歳以上の方は無料で受けられます。
  • 4月下旬に市から受診券が送付されますので、受診券と保険証をお持ちのうえご来院ください。予約の必要はありませんので直接当院へご来院ください。
大腸がん検診
  • 便に微量な血液が付着していないかを調べる検査を行います。
  • 便を採取するだけなので体に負担なく検査できます。
  • 大腸がんの早期発見に適したスクリーニング検査で国立がん研究センターからも検査の実施が推奨されています。
  • 料金は、40歳以上の方は400円、70歳以上のかたや市民税非課税世帯の方は無料です。
  • 特に受診券は必要なく予約も不要ですので直接当院へご来院ください。
前立腺がん検診(男性のみ)
  • 血液検査で、前立腺がんの腫瘍マーカー(PSA)を測定します。
  • 採血を行うだけなので体に負担なく検査できます。
  • 料金は、50歳以上の方は1000円、70歳以上のかたや市民税非課税世帯の方は無料です。
  • 特に受診券は必要なく予約も不要ですので直接当院へご来院ください。
骨粗しょう症検診(女性のみ)
  • レントゲンで腕の骨を撮影し骨密度を測定します。
  • レントゲン撮影を行うだけなので体に負担なく検査できます。
  • 女性ホルモンの変化や加齢などによりどうしても骨密度は低下していきます。骨密度が低くなると骨折しやすくなるため、ご自身の骨密度を把握しましょう。
  • 骨密度が低い場合は骨を丈夫にするお薬があり、当院でも治療を行っています。
  • 料金は、30歳以上の方は500円、70歳以上のかたや市民税非課税世帯の方は無料です。
  • 特に受診券は必要なく予約も不要ですので直接当院へご来院ください。
B型肝炎、C型肝炎検診
  • 血液検査で、肝炎ウィルスの有無を調べます。
  • 採血を行うだけなので体に負担なく検査できます。
  • 肝炎ウィルスが感染する原因としては、昔の集団予防接種、唾液からの感染、輸血、性交渉などがあり、症状がなく知らぬまに感染していることもあります。これまで検査をしたことがない方は一度検査を受けることをお勧めします。
  • 料金は、20歳以上の方でこれまで検査を受けたことがないかたは、無料です。
  • 特に受診券は必要なく予約も不要ですので直接当院へご来院ください。

静岡市の検診について
(詳細は市のホームページをご参照ください)

その他の健診

社会保険加入者のご家族の健診、その他の健診など詳細はお気軽にお電話でお問い合わせください。

ワクチン

当院は、成人向けのインフルエンザ、肺炎球菌のワクチン接種による予防接種を行っています。

ワクチン接種とは、細菌やウイルスなどの病原体からつくったワクチン(抗原物質)を体内に注入することで免疫をつけるようにするものです。これにより、特定の病気に対して感染しにくい状態にするほか、万一その病気になったとしても重症化のリスクを減らすようにします。なお、そのほかワクチン接種をご希望の方は、別途ご相談ください。

インフルエンザワクチン

インフルエンザウイルスによる急性呼吸器感染症がインフルエンザです。同ウイルスに感染すると1~3日くらいの潜伏期間を経て発症し、38℃以上の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、寒気などの全身症状のほか、普通の風邪と同じように、喉の痛み、鼻水、せきなどの症状も現れます。なお小児の場合は、痙攣や中耳炎、まれに急性脳症の症状もみられます。また高齢者や基礎疾患をもつ方では肺炎を併発するなど、重症化することもあります。

このようなインフルエンザの予防に有効なのが流行前のワクチン接種です。同ワクチンは接種してから効果が出るまでに約2週間かかりますが、その後約5ヵ月間は効果が持続します。日本では、例年12月~翌3月頃にインフルエンザが流行しますので、毎年12月中旬頃までに接種するのが望ましいと思われます。

なお、毎年少しずつ性質を変えるインフルエンザウイルスは、異なるタイプが流行しますので、それに対抗するためにも、予防接種は毎年行うようにしてください。

肺炎球菌ワクチン

肺炎とは、細菌やウイルスなどの病原微生物が肺に感染して炎症を起こした状態です。呼吸器の防御機能が病原微生物を排除できなかった場合や、病気やストレスなどにより免疫力が落ちている時など、感染力が防御力を上回った際に、病原微生物が上気道から下気道、そして肺にまで入り込んで感染し、肺炎になってしまうのです。肺炎は高齢者の方や基礎疾患を持っている方などにかかりやすく、しかも一度発症してしまうと治りにくいという特徴もあります。

このような肺炎を予防するには肺炎球菌ワクチンの接種が有効です。肺炎球菌(大人の肺炎の20~40%は、この菌が原因)は、肺炎の原因菌で最も多いと言われているもので、この肺炎球菌ワクチンを接種することで、肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防するほか、重症化のリスクを減らすといった効果が期待できます。

また、インフルエンザワクチンの接種を併せて行うと、肺炎予防の強化にもつながります。そのため、肺炎予防には、肺炎球菌ワクチンとインフルエンザワクチンの併用接種が推奨されています。

※肺炎球菌ワクチンは接種後5年以内に再接種を行うと、注射部位の痛みが強く出るケースがありますので、再接種を希望される方は、5年以上の間隔を空けてください。

AGA治療・ED治療

当院のメンズ外来では、AGA、EDの診療を行っています。受け付け時や問診票では、メンズ外来の受診に来た旨だけお伝え頂き、詳しいことは医師(男性)にのみお話しください。EDの治療薬はその場で医師から直接お渡しします。AGAの治療薬は処方箋を発行しますので、お近くの薬局で薬をお受け取りください。

AGA

AGAは、「Androgenetic Alopecia」の略で、日本語では「男性型脱毛症」(通称:薄毛症)と言います。男性の脱毛症としては最もよく見られ、その兆候は思春期以降に始まり徐々に進行していきます。

その症状ですが、まず前頭部と頭頂部の毛髪が軟毛化して細く短くなり、最終的には頭の生え際が後退、そして頭頂部の毛髪が失われます。日本の成人男性の4人に1人くらいがこの薄毛症と言われています。進行性の脱毛症なので、そのまま放置していると、毛髪の数は次第に減っていくだけなので、早めのケアが大切です。

以下のような症状がみられる方はご相談ください(例)

  • 額(ひたい)の生え際が後退してきた
  • 頭頂部の髪の毛が薄くなってきた
  • 細くて短い髪の毛が多くなった など

薄毛症の治療としては、現在服用タイプのAGA治療薬が最も一般的です。このAGA治療薬には、脱毛作用の強い男性ホルモンの働きを抑制して発毛を促進させる「フィナステリド」という成分が含まれているものや、発毛効果はフィナステリドの約1.6倍あるといわれる「デュタステリド」が配合されているものなのなどがあります。このように薬によって含まれている成分も異なりますので、AGA治療薬のそれぞれの効能や服用方法など、詳細をお聞きしたいという方は、お気軽にご相談ください。

診察・処方箋料は2000円(税込み)です。当院で処方箋を発行しますので、お薬は薬局でお受け取りください(お薬代など薬局での料金は、薬局により異なります。)

ED

勃起不全または勃起障害のことをED(Erectile Dysfunction)と言います。なお、不全や障害というのは、完全に勃起できないことだけを意味するのではなく、「勃起に時間がかかる」「途中で萎えてしまう」「満足のいく性行為ができない」と感じている方もEDの可能性があります。

EDは年齢を重ねるごとに誰もがなり得る症状で、成人男性の4人に1人、50代以上の男性だと2人に1人の割合でEDを発症していると言われています。加齢以外の原因としては、糖尿病などの基礎疾患が関与している場合(健康な人と比べ、糖尿病の男性がEDを起こす確率は2~3倍高くなると言われています)も考えられます。また、若い方でも、ストレスや精神的な原因からEDに悩むようになる方もいますので、決して無縁ではありません。

以下のような症状がみられる方はご相談ください(例)。

  • 短時間、もしくは途中で萎えてしまう
  • 満足のいく性行為ができない
  • 勃起時の硬さがやわらかくなった
  • 一度萎えてしまうと、再度の勃起が難しい
  • 勃起に時間がかかる
  • 全く勃起しない など

治療について

現在、EDの治療薬として様々な薬が開発されています。ED治療薬は単に種類だけでなく、効用や服用方法など、薬によって異なりますので、それぞれの治療薬の詳細をお聞きしたいという方は、お気軽にご相談ください。

院内で医師から直接お渡しできる薬剤は以下の2種類です。それぞれに特徴がありますので、シチュエーションによりうまく使い分けるコツが必要です。医師にご相談ください。

ED治療薬(シルデナフィル50mg)ODフィルム

1枚980円(税別)  診察料・処方箋料なし

ED治療薬(タダラフィル20mg)

1錠1800円(税別)  診察料・処方箋料なし